「勉強の効率化」とは何か、ということに対する私の答え。もしくは、1日3時間で東大に受かった秘訣みたいなもの。
知人に「勉強ってどうやったら効率よくできるのか」ってことを聞かれて、自分なりに出した答えをざっくりまとめてみた。
ら、思ったよりちゃんとしたメソッドを自分が持っている気がしたので、結構改変してブログにしてみました。
[追記]あ、ツイッター外から読みに来てくれた人向けに自分を権威づけすると、私は
「高3夏に文転したけどすぐに体壊して不登校になって、その間1日3時間だけ勉強してたら東大文3に現役合格した人」
です(イキリ)。
こうして見ると鼻持ちならないことこの上ない!!!
でもそのぶん効率良さの追求の仕方はえげつなかった自信があるし、今でも体弱いから作業効率は常に考えてるので、その成果物でも見るつもりで見てくれれば嬉しいです。
1. 効率の良い勉強とは何か?
結論から言うと、コスパのいい勉強、のことだと思う。
いやそりゃそうだろ。なんでわざわざ言った?
って思うかもしれないんだけど、多分、これが「ちゃんと定義通り」わかってるかわかってないかで結構違うと思うのよね。
「コスパがいい」ってどういうことか。
要は「かけるコスト」に対して「得られる利益」が大きい状態を目指せばいいんだけど、
ここで「節約したいコスト」と「得たい利益」はちゃんと考えるべきだよね、という話。
節約したいのは「時間」?「体力」?「モチベ」?
得たいのは「偏差値」?「安定して得点できる力」?
その辺の組み合わせでやるべきことってガラッと変わるから、バカバカしくても、一度書き出してみることをおすすめします。
2. どうやったら効率をあげられるのか?
いろいろ試行錯誤してみたけど、考えた方がいい観点って結構いっぱいあるなあ……って気持ち。まあ詳しくは個別の項目で説明するので、ガンガン挙げていきます。
2-1. 自分の得意な五感はどれか?
超ざっくりした例。
授業聞くより参考書読んでる方が勉強できた人いない?
逆に参考書全く読み進められなかった人いない?
そんな感じで、インプット/アウトプットが得意な五感って、人によって全然違うんですよね。多分。
ちなみに私は
・インプットは目が得意(カタカナ語のみ耳)
・アウトプットは手が得意
だったので、参考書を一読(目をつかったインプット)→まとめ直すor問題集をとく(手をつかったアウトプット)、という形が最も効率がよかった。
でも例えば、
・インプットは耳が得意
・アウトプットは口が得意
なら、授業動画などで勉強したり、参考書付属のCDなどを使う→問題集を見ながら口頭で答える、とか。
・インプットは手が得意
・アウトプットは目が得意
なら、最初は写経のように参考書を書き写して、あとから赤シートでテストしながら勉強するとか。
やるべきことが相当変わってくるから、早めに自分の得手不得手を見つけるといいかも。
ちなみにこれは教科によっても結構変わります。頑張れ。
2-2. 自分が勉強しやすい環境は何か?
せっかく勉強をするのであれば、集中力を高めたい=なるべく勉強以外のことは考えないようにしたい。
だから、集中力を高める方法は、超ざっくり言うと「勉強以外に頭に入ってしまうものを減らす」ことになると思う。
いやなんでわざわざ言った?
でもこれもやっぱり、「定義通りわかってるか」って結構大きいと思うんですよ。
例えば、騒音が気になってしまうなら極力減らす。逆に静かな環境の方が気になるなら、気にならない程度の雑音を流せる環境を探す(居間で勉強する、ノイズを流すなど)。ほら、結局「気になる要因を取り除く」だけでしょ。
意外と部屋の温度や湿度、着る服、空腹感の度合いなども影響してきたりするので、調整できる範囲で調整すると良いです。
私は感覚過敏持ちADHDなので、この辺がくそ大事。
ちなみに友人は部屋片付いてると雑音が少なくて勉強進むって言ってました。いやわかるそうだよね。……反省しかねえ。
一回、勉強しながら「勉強以外にアレが気になったな」というのをどんどん書き出すといいよ。それを取り除いたり調整したりすると、かなり集中できる環境ができるはず。最近集中力なさすぎるなーと思って書き出してみたら「空気が悪い」って気がついて、まさかと思って部屋の窓開けたら途端に勉強できるようになったとか、そういうの本当に起こるから。騙されたと思ってやってみてほしい。
2-3. 自分に適した勉強時間はどれくらいか?
これもまあ、環境整備っちゃあ環境整備なんだけども。
考えるべき点としては、
A.自分が連続何分までなら集中できるか
B.何分以内の休憩であればモチベが保ちやすいか
C.1日何時間までなら毎日続けられるか
の三つかな、という気がする。
私は丸一日を費やして、各項目で最大値と最小値を求めました。冷静に考えるとやばくて草。こういうとこイカ東。
でもギリギリを攻めると自分の限界がわかりやすいので、一度やってみるといいよ。
ちなみに私は、丸一日を使って実験してみた結果、
A.1セット45分(これを越えると途端にダメ)
B.10〜15分(これより少ないと気分がすっきりせず、これより多いとモチベが消え失せる)
C.3時間(これを越えると数日でキャパオーバーして体調を崩し、総勉強時間が減りました)
ということが判明した。
いや3時間て。虚弱か。
でもこれわかったおかげで早めに諦めがついたんでよかったです。
2-4. 自分のモチベーションの上がり方/下がり方の特徴は?
これでラスト。
自分のモチベーションがどう変動するのか、を早めに押さえるといいです。
好きな教科から始めたらいいのか、
簡単な問題を解くといいのか、
音楽を聴くとやる気が出るのか、
そういうのなしにすっと勉強に入れるのか、
どの辺で疲れてくるのか、
それは何かをすると回復するのか、
疲れていてもできる教科はどれか……
これがわかると、自分の調子に合わせて勉強内容をコントロールしやすくなります。
まあ、スポーツだってストレッチせずいきなりサッカー90分とかしたら(若くない限り)足攣るしね。そんなもん。
一応これも私の例をあげると、
①ウォーミングアップ:まず国語か社会の参考書やノートをパラパラ読む(15分くらい)
②ランニング:そのまま好きな教科の勉強に入る(15〜30分くらい)
③練習:やらなきゃいけないことに手をつける(休憩はさみつつ1時間半くらい)
④ゲーム:数学の問題を解く(30分〜45分くらい)
⑤クールダウン:今日やったノートをぱらぱらする(15分くらい)
みたいな感じで、いい感じにモチベ保てるように頑張ってた。
以上。
万人が使えるメソッドだと思うというか、要は世の中の「効率の良い勉強法」ってこれのそれぞれを具体化したやつでしょ、って思ってる。
そりゃあ個別具体的なこと書いてるんだから、合う合わないあるよね。
だからこの観点を意識しながら、いろんな本とかWebサイトとか試行錯誤すると、自分に合うやつが見つけやすいのかな、って思います。
あと最後に忘れないでほしいのが、「自分は常に変わる」っていうこと。あるとき自分にフィットしてた勉強法が、今もフィットするとは限らない。
極論、私なんか夏か冬かでも結構変わるし、なんなら晴れてるか雨降ってるかでもかなり変わる(感覚過敏〜〜〜)。
ので、自分が違和感感じたらすぐ変えるくらいの気持ちでやってみてほしいです。
違和感超大事よ。
今の自分のことは今の自分しかわかんないので。
久々の長文記事でした。ここまで読んでくれてありがとう!参考になったら嬉しい!